授乳していなくてもなるかも!乳腺炎の一つ、慢性乳腺炎って知ってる?
2017/07/23
痛くて辛い乳腺炎。休みたくても休めないですし「パパにこの痛みは分からない…。」と、卑屈になることも。(わたしだけ…?)
そんな辛い乳腺炎が何度も繰り返すというあなた!
もしかしたらそれって慢性乳腺炎かも知れません!
実は授乳していなくてもなる可能性があるこの病気についてご紹介します。
「痛くて辛い」を何度も繰り返すなんて…!慢性乳腺炎とは何?
乳腺炎には「急性乳腺炎」と「慢性乳腺炎」の二つの種類があります。
今回はこの「慢性乳腺炎」について。
慢性乳腺炎とは、何らかの原因で化膿性乳腺炎を起こし、治ったと思っていたものの乳腺内に細菌が残っておりまた排膿を繰り返す状態のことを呼びます。
簡単に言うと、細菌に感染し、おっぱいに膿が溜まった状態が何度も繰り返すというところでしょうか。
以前に急性化膿性乳腺炎になった方は特に要注意の病気です。
そしてこのおっぱいに膿が溜まった状態、とにかく痛いです。
外科的感染症のなかでも最も症状の激しい病気と言われる急性化膿性乳腺炎に比べるとそこまでの激しい症状はありませんが、あの辛い痛みを伴う乳腺炎を慢性的に繰り返すなんて、考えただけでも恐ろしい。
慢性乳腺炎は、ほとんどが授乳中の乳首に出来た傷などから感染してかかる病気です。
ただ、授乳期に限らず、乳頭が陥没した人にも多く見られ、乳頭や乳管の形成不全が原因で膿瘍をつくることもあるそうです。
また、慢性乳腺炎と一括りに言っても、
詳細には乳腺拡張症・乳管周囲炎・乳輪下腫瘍・肉芽腫性乳腺炎・結核性乳腺炎という個別の病名がつくこともあります。
何度も繰り返す場合は専門家に診てもらい、症状に合わせてた適切な治療が大切です。
おっぱいに膿が…!慢性乳腺炎の症状は?
慢性乳腺炎は授乳・ホルモン分泌とは関係なく、陥没乳頭が原因でなる病気でもあります。
この病気、あまり知られていませんが若い女性によくみられます。
症状は、乳輪の下に痛みのある硬いしこりが出来ては腫れ、膿が出ることを何回もくり返し、慢性化します。
しこりが出来ることから「もしかして乳がん?」と心配する方も多いようですが
ほとんどの乳がんは痛みを伴いません。
それでも、心配な方はお医者さんに見てもらうのがハッキリ分かっておすすめです。
関連記事を書きました♪
溜まった膿、どうするの…?慢性乳腺炎の治療とは?
何度も繰り返すやっかいな慢性乳腺炎を根本的に治療するには、
膿のたまった袋を完全に切除する必要があります。
陥没乳頭が原因の場合は、ひっ込んでいる乳頭を外に出す治療が多いです。
また、マッサージ、乳頭吸引器、指先でも乳首を引っ張り出せない重症な陥没乳頭の場合は
乳頭を外に出す手術をする場合もあります。
〈陥没乳頭の手術〉
クリニックによって異なりますが、一般的には陥没している乳首を引っ張り出した後、後戻りしないように乳首の根元を縫合します。
重症度が高い場合には、皮膚の一部で真皮弁という弁を作り、乳首の土台を縫合することで再発を防ぎます。
また、将来の授乳予定がない場合には乳管を切断することもあります。
治療後は再陥没を防ぐために保護用のスポンジを使用したり吸引器を使用したりすることもあります。
やっぱり予防が大事!慢性乳腺炎を予防するには?
授乳に関係なく女性なら誰しもなり得る慢性乳腺炎。
一度なるとこの病気は予防も治療も難しくなります。
長期化する病気ですし、やっぱりなる前に予防したいですよね。
慢性乳腺炎は細菌が原因ともなるので、乳首の周辺を清潔に保つことが有効な予防法となります。
なので、陥没乳頭の方は、早め早めに専門家と話し合いながら治療することが、
慢性乳腺炎の予防として一番良い方法なのかも知れませんね。
おわりに。乳腺炎で悩むママへのおすすのお茶
乳腺炎の予防に、または乳腺炎になった際に飲んでいたお茶です。
飲みやすくておすすめです。
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