少ない母乳を増やすには?その方法と対策を解説
2018/12/16
赤ちゃんの栄養はもちろん、病気から赤ちゃんを守るための免疫成分も含まれている母乳。
できれば母乳で育てたいと考えているママは多いのではないでしょうか?
ですが、実際に母乳育児が始まってみると、『母乳が少ない?』『母乳があまり出ない気がする・・・』などと悩みは尽きることがありません。
そんな悩みを解消するために、ママが出来ることは何なのでしょうか?
本記事では、少ない母乳を増やす方法や、その対策について詳しく調べてみました!
母乳が出ない原因や少ない原因は?
まず最初に、母乳が出ない原因や少ない原因についてみていきましょう!
母乳が出ない、または少ない原因①授乳回数が少ない
母乳は、乳頭への刺激で作り出されるため、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが重要となります。
母乳が作られる仕組みを簡単にまとめてみました。
- 赤ちゃんがおっぱいを吸う
- 乳頭が刺激される
- 脳から、乳管の奥にある乳腺に「母乳を作る」という指令が届く
- 母乳を作り出す
母乳はこのようにして作られていくので、授乳の回数が少ないと、必然的に乳頭への刺激が足りず母乳不足となってしまいます。
もし、最近母乳量が減ったと感じるのであれば、授乳回数を増やしてみてくださいね。
原因②ママの身体の疲れやストレスが溜まっている
ママの多くが、毎日の家事や育児で疲れや睡眠不足を感じているのではないでしょうか?
ママになりたくさん頑張りたいところですが、女性の身体はとても繊細で、疲れやストレスが溜まると様々なホルモンバランスが崩れてしまいます。
実は、母乳を分泌する「プロラクチン」というホルモンは、夜間に分泌量が増えます。
そのため、ママが夜によく眠ることは、母乳量を増やすためにとても大切なのです。
また、母乳を赤ちゃんに届けるホルモンを「オキシトシン」というのですが、このホルモンはストレスに大きく左右されると言われています。
日頃ストレスを強く感じていると、緊張状態が続き、自律神経が乱れてしまいます。
これが原因で、母乳が全く出なくなってしまったママもいるほどなんですよ。
原因③ママの栄養不足
母乳の大半はママの身体を流れる血液と水分から作られます。
そのため、ママの栄養が不足していると、母乳も不足してしまいます。
ちなみに、授乳中のママが母乳を十分に出すためには1日あたりおよそ650kcalのエネルギーが必要だと言われています。
ですので、授乳中は普段よりおよそ450~470kcalほど多くエネルギーを摂取した方が良いのです。
育児で忙しく、自分の食事にかまってられないというママも多いでしょうが、母乳不足を感じたときこそ食生活を見直してみてください。
ただ、いくらエネルギーが必要だといってもチョコレートや揚げ物など脂っこいものばかり食べていると母乳が詰まり乳腺炎になってしまう可能性があります。
あくまでも、バランスの取れた食事を心がけ、その中でしっかりと食べるようにしてくださいね。
少ない母乳を増やすには?まずは、飲み物で対策しよう!
ここからは、少ない母乳を増やすための対策をご紹介したいと思います。
まずは、飲み物編です!
少ない母乳を増やすには、ハーブティーを飲もう!
ハーブは、古くから「自然の薬」として様々な場面で使用されてきました。
近年では、副作用が少なく、身体に優しいことからハーブを使った自然の治療が注目を集めています。
母乳不足を感じているママに飲んでほしいのは、以下の2つのハーブが入っているハーブティーです。
- フェンネル
- ラズベリー
まず、フェンネルには、女性ホルモンを活性化させ母乳製造を促してくれる効能が期待できます。
実際に、古代ギリシャから母乳の分泌を促すハーブとして使われてきました。
一方、ラズベリーには、産後の子宮を収縮させる作用があるため、産後の母体の回復をサポートしてくれます。
また、ビタミン・ミネラルを多く含むため、母乳の質も向上させてくれますよ。
注意!ハーブには、母乳の出を悪くするものも!
先程ご紹介したフェンネルやラズベリーは少ない母乳を増やすのにぴったりなのですが、反対に母乳を減らしてしまうハーブもあります。
その代表的なハーブが、ペパーミントです。
爽やかな香りとさっぱりとした口当たりが人気のペパーミント。
ですが、ペパーミントを授乳中に摂ってしまうと、母乳が少なくなってしまう可能性があります。
そのため、母乳が少ないと悩むママは、ペパーミントを含むハーブティーは飲まないよう意識してみてくださいね。
母乳が少ないと悩むママ必見!母乳を増やす専用ハーブティー「amomaミルクアップブレンド」
最近は、母乳を増やすための様々なハーブティーが登場していますが、その中でも高い人気を誇るのが「amomaミルクアップブレンド」です。
amomaでは、母乳を増やすためのハーブティーの他、乳腺炎の予防に特化した「ミルクスルーブレンド」など、様々なおっぱいトラブルに適したハーブティーを販売しています。
母乳で育てたいママの強い味方として知られている「amomaミルクアップブレンド」。
お値段も、1袋ティーパック30包入りで1,666円からとお手頃価格なのも嬉しいですよね。
実際に、ネットでも高評で、『母乳が増えた!』『短い授乳時間でも赤ちゃんが満足そう!』などといった声が多く挙がっていますよ。
少ない母乳を増やすには?対策その2「食事」
少ない母乳を増やすために食べてほしいのは、以下のような「炭水化物」です。
- 白米
- お餅
- うどん
- パスタ
- じゃがいも
- さつまいも
- さといも
- かぼちゃ
これらはすぐにエネルギーになるので、母乳量を増やすことができます。
また、これらの食材は脂質が少なく、詰まりにくいので乳腺炎を防ぐことができますよ。
代表的な炭水化物の1つであるパンは、脂質が多く、母乳詰まりの原因となりやすいのでオススメできません。
少ない母乳を増やすには?対策その3「運動」
先程少し触れましたが、母乳の大半はママの血液と水分から作られています。
そのため、軽い運動をして血流を良くすると、少ない母乳を増やすことができますよ。
また、軽い運動はストレス緩和にも繋がります。
数分程度の簡単なストレッチなどで十分ですので、スキマ時間を見つけて行ってみてくださいね。
少ない母乳を増やすには?対策その4「マッサージ」
おっぱいの血行が悪いと母乳は出にくくなってしまいます。
それを防ぐためにも、おっぱいのマッサージを行いましょう。
おっぱいマッサージの方法は以下の通りです。
- おっぱいの下を反対の手で持ち上げる
- もう片方の手は横に添える
- おっぱいをぐっと持ち上げぱっと離すという動作を5回ほど繰り返す
- おっぱいを両手で持ち上げ、上下に動かす
以上です。
特別な器具などは必要ありませんので、今すぐにおっぱいマッサージを実践することができますよ。
ぜひ、1日に数回行ってみてくださいね。
少ない母乳を増やすには?対策その5「睡眠」
寝不足が母乳不足の原因になるとご紹介したとおり、母乳を増やすには睡眠がとても重要となってきます。
授乳中は夜間授乳などで数時間ごとに起きたりと、どうしても睡眠不足となってしまいます。
また、赤ちゃんの様子が気になってしっかり眠れないという方もいるのではないでしょうか?
少ない母乳を増やすため、睡眠時間をしっかりと確保すること、また睡眠の質を高めることはとても大切。
そのためにも、睡眠前は以下の3つを意識してみてください。
- 夕食は寝る3時間前に済ませておく
- 白湯など温かい飲み物を寝る前に飲む
- リラックスできるよう、寝る前のPCやスマホは控える
全部は無理でも、できることからやってみてください。
それだけでも、いつもより寝付きが良いと感じられるはずですよ。
母乳育児のメリットは?
ここまで、少ない母乳を増やす方法などをご紹介してきましたが、『母乳育児に固執する必要があるの?』と疑問に感じる方もいらっしゃることでしょう。
実は、母乳育児にはたくさんのメリットがありますよ!
まずは、赤ちゃんの視点からみた母乳育児のメリットからみていきましょう。
- ママと密着することで安心感を得られる
- 母乳から生きた細胞である免疫細胞をもらえる
- アレルギー予防になる
- あごの発達を促す
- 乳幼児突然死症候群の予防
続いて、ママの視点からみた母乳育児のメリットをご紹介します。
- 子宮収縮を促すため、産後の回復が早い
- 赤ちゃんとの愛着形成が進む
- ミルク代不要
- マタニティーブルーを軽減できる
- 乳がん・卵巣がん・子宮がんの予防
- 産後ダイエットに良い
いかがですか?
母乳育児には、飲んでいる量が分からない、授乳間隔が短くて大変などのデメリットもあります。
ですが、母乳育児にはそれらを超えるメリットがあるのです。
少ない母乳を増やすための対策と方法まとめ
今回は、少ない母乳を増やすための対策とその方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
大切な赤ちゃんの栄養でもあり、赤ちゃんを守る免疫成分も含んでいる母乳。
もし、母乳が少ないからミルクとの混合育児にしようかと悩んでいるママがいたら、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。
ただ、赤ちゃんにとって1番大切なのは母乳ではなくママの笑顔です。
必ず母乳育児が良いというわけではありませんので、その時々、自分たちに合った方法を選択してみてくださいね。
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