ヨーグルトが母乳に良い?赤ちゃんへのアレルギーの心配は?
2018/12/20
『ヨーグルトや乳製品を食べると母乳が良くでる』なんて話しがありますが、赤ちゃんにアレルギーが出ないか心配ですよね。
実際に、授乳中に乳製品を食べることを控えているというママもいらっしゃるのではないでしょうか?
赤ちゃんの大切な栄養源でもあり、離乳食が始まるまでは唯一の食事となる母乳。
少しでも栄養のある母乳を与え、健康面でのリスクを減らすためにママができることは何なのでしょうか?
そこで本記事では、ヨーグルトなどの乳製品が母乳に良いという話しは本当なのか、またアレルギーの心配はないのかについて徹底的に調べてみました!
ヨーグルトなどの乳製品は積極的に食べた方がいい?
ヨーグルトなどの乳製品には産後のママに不足しがちな以下の成分が豊富に含まれています。
- カルシウム
- タンパク質
そのため、産院で『ヨーグルトや牛乳などをしっかり摂るように。』と指導を受けたというママもいらっしゃることでしょう。
実際に、乳製品に多く含まれるカルシウムやタンパク質は赤ちゃんが成長するために欠かせない重要な栄養素となります。
また、近年の研究結果によると、ヨーグルトなどの乳製品には免疫力アップや内分泌系や循環器系などにプラスの効果をもたらすことが判明しています。
ヨーグルトなどの乳製品が母乳を増やすって本当?
冒頭で少し触れましたが、『ヨーグルトなどの乳製品が母乳に良い』という話しは本当なのでしょうか?
調べてみたところ、ヨーグルトなどの乳製品を食べたから母乳が増えるという話しの根拠は全くないようです。
ただ、先程お伝えした通り、ヨーグルトなどの乳製品にはカルシウムやタンパク質が豊富に含まれています。
そのため、妊娠中・授乳中のママは日々の食事に乳製品を取り入れることが推奨されています。
授乳中のママがカルシウム不足になるとどうなる?
ママの母乳には、赤ちゃんの身体を作るために必要なカルシウムが含まれています。
そのため、ヨーグルトなどの乳製品を食べて、赤ちゃんに必要な量のカルシウムをママの身体でしっかりと作ってあげることがポイントとなってきます。
もし、授乳中のママがカルシウム不足に陥ってしまうと、ママの骨や歯からカルシウムが流出してしまいます。
そうなると、ママの身体は深刻なカルシウム不足となり、骨や歯がもろくなってしまいます。
ママや赤ちゃんが健康でいるためにも、毎日の食事に乳製品を取り入れましょう!
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母乳不足で悩むママのコメントもあるので、励みにもなり参考にもなりますよ!
授乳中のママがヨーグルトなどの乳製品を摂ると赤ちゃんはアレルギーになる?
『授乳中にヨーグルトなどの乳製品を食べると赤ちゃんが食物アレルギーになるのでは?』と危惧しているママは多いのではないでしょうか?
実は、赤ちゃんのアレルギー疾患を予防するために授乳中のママが食事制限をすることに対し、十分な根拠はありません。
そのため、通常では勧められていません。
それどころか、2005年の国立成育医療センターの発表によると、『授乳中に卵や乳製品を摂ったママの赤ちゃんの方が食物アレルギーにならない』そうです!
この研究結果を見ても、自己判断で食べ物を除去するのではなく、様々な食材をバランスよく摂取し栄養満点の母乳をあげることが重要なのではないでしょうか。
赤ちゃんが食物アレルギーだった場合は?
授乳中のママが乳製品を食べたから赤ちゃんがアレルギーになることはありませんが、乳製品アレルギーを持つ赤ちゃんのママが乳製品を摂った結果アレルギー症状が出ることは考えられます。
もし、赤ちゃんがヨーグルトなどの乳製品や卵などの食物アレルギーを持つことが分かった場合、個人で判断せずに医師の指示に沿ってください。
その際は、医師から食事療法などの指導がある可能性があります。
また、『赤ちゃんの湿疹が治らない』『身体を痒そうにしている』など気になる点があれば、何を口にしたのかが分かるよう食事ノートを付けてみてください。
そうすれば、何の食べ物が原因なのか、はたまた食べ物ではない何かが刺激になっているのかなど、アレルギーの原因を特定しやすくなりますよ。
ヨーグルトが母乳に良い?赤ちゃんへのアレルギーの心配は?まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヨーグルトなどの乳製品が母乳に良いのか、また赤ちゃんのアレルギーの心配はないのかなどについて調べてみました。
母乳は、ママの食べたものによってその味や質や量などが大きく変化してきます。
そのため、食事に神経質になってしまうママもいらっしゃることでしょう。
しかし、あまり気にしすぎてストレスが溜まってしまうと、それもまた母乳の質を下げる原因になってしまいます。
育児は体力勝負です!
過度に制限するのではなく、バランスの取れた食事を心がけましょう!
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